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切迫早産入院1日目(30w2d)

妊娠後期、切迫早産と診断されて15日間入院することになった。

 

無事に退院できたが、入院中はネット上のあらゆる記事やブログを読み漁って参考にさせてもらったので、私も忘れないうちに書いておきたい。

 

早産、切迫早産とは

まず、早産、切迫早産とは何なのか。

日本産科婦人科学会のサイトから引用すると、それぞれ以下の状態を指すようだ。

早産とは正期産より前の出産のことであり、正期産とは妊娠370日から妊娠416日までの出産のことをいいます。日本では妊娠220日から妊娠366日までの出産を早産と呼びます。妊娠22週未満の出産は流産といい、早産とは区別されます。

切迫早産とは早産となる危険性が高いと考えられる状態、つまり早産の一歩手前の状態のことをいいます。子宮収縮(お腹のはりや痛み)が規則的かつ頻回におこり、子宮の出口(子宮口)が開き、赤ちゃんが出てきそうな状態のことです。

 

切迫早産は、ある日突然進行する

切迫早産の診断には、子宮頸管長という子宮の出口までの長さも関わってくるのだが、私の子宮頸管長の推移はこんな感じだった。

  • 19w→35mm(お腹の張りが頻回で気になり受診)
  • 24w→35mm
  • 26w→25〜30mm
  • 28w→24mm(ここで初めて25mm切ると入院してもいい基準なので心配なら入院可能。どうしますか?と聞かれたが、患者に判断委ねる=まだ大丈夫なんだろうと一旦断る)
  • 30w→10mm(その場で即入院)

 

私は悪阻も軽めで健康な妊婦の類だったが、中期の19wからは切迫流産/早産気味だと指摘されていたため、いつか突然入院になるかも?という不安と多少の覚悟は持っていた。

 

妊婦健診を受けていた近所の個人クリニックでは、19wの時に「今の週数に対して、子宮頸管長が短い。これは切迫だから今すぐこの足で分娩予定の病院で診てもらって。たぶん即入院だと思う」と言われた。

分娩先の大学病院へタクシーで向かうと+10ミリくらい長さがあり、「子宮頸管長は短めだが個性の範囲内」と言われ、NSTでも有意な張りは見受けられないとのことで自宅に帰された。このパターンが19w、24wと2度ほど続いたのだ。

1度目なんて病院の対応は顕著で、休日救急の受診で到着時は切迫早産疑い患者として車椅子で運ばれたが、帰りは普通に自力で歩かされてエレベーター前でサヨナラだった。現状問題なしという結果の表れだったのだろう。

 

分娩先の医師からは、クリニックの先生の誤診ではなく、頸管長は測るタイミングや測り方によって変わってくるものだと説明を受けた。医師の指示は「なるべく安静に過ごして下さい」のみだったので、仕事も休まず週1出社+残りは在宅勤務というスタイルで続けていた。

 

ところが、分娩先病院での30wスクリーニングと診察の際に、2週間で24mm→10mmと一気に頸管長が縮んでしまっていることが判明。

 

経膣エコー中、医師がなかなか口を開かず念入りに何度も子宮頸管長を測っていた。気になってエコー画面を見てみると、素人の私でさえ前回より明らかに短くなっていることに気付けるレベルだった。

 

私「なんか…だいぶ短くなってます?」

医師「そうなんです。僕も慎重に測ってみているんですが、長めに測っても10mmですね…。」

私「10mm…ですか…。」 

医師「これはちょっと、今日このまま自宅に帰すことはできないので、入院を決めてもらって。病棟に上がってからモニターでお腹の張りをみたり諸々検査することになりますね…。」

 

子の安全が最優先のため、入院はすぐ承諾。

そこからは手続き、検査でバタバタとあっという間に1日が過ぎた。

 

  • コロナの抗原検査とPCR検査
  • 夫や両親に連絡をする時間をもらう
  • 車椅子で病棟フロアへ連れて行ってもらう
  • 抗原検査の結果がわかるまでパーテーションで区切られた陣痛室に隔離され、NSTで胎児心拍とお腹の張りを計測しながら入院手続き、採血、心電図、各種同意書(帝王切開、輸血など)へサイン。
  • NSTの途中で医師が来て、お腹の張りが頻回だと指摘あり。すぐにウテメリンの点滴を 開始される。(初の点滴。針が太くて刺す時にとても痛い!!)
  • 入院期間は、最低でも2週間は覚悟して欲しいと言われる。
  • お腹の張りの自覚があったか聞かれたが、たまにボコっと張る気はしたが胎動も激しいしこんなもんだろうと思って無自覚だったと答える。
  • 会社の上司に電話(産休まであと1週間半残っていたが、有休消化扱いにしてもらうことに)

 

切迫早産の診断から3〜4時間程が経ち、各種検査も終わり、コロナ抗原検査の結果も陰性だったので、16時頃にようやく大部屋のベッドへ移動できた。

 

張り止め薬ウテメリン点滴の副作用

私の場合、張り止めウテメリン点滴は2A 30ml/hからスタートした。

開始直後、助産師さんから主な副作用として「動悸」の説明があり、もし腕全体が痺れたり痛かったら悪い副作用なのですぐ教えるよう指示あり。

 

点滴開始から30分ほどして、動悸と火照りの症状が出現。その後は、手の震えも出てきた。

お昼ご飯を食べ損ねていたので、両親に差し入れてもらったお弁当を食べたのだが、お箸を持つ手がプルプルと小刻みに震える。自分でも笑えてくるほどに。

様子を見にきた助産師さんに聞いたところ、「動悸」「火照り」「手の震え」すべてメジャーな副作用とのことで、数日経つと身体が慣れて治ってくることもあるらしい。

 

21時の消灯後も、動悸と火照りで寝苦しく、ナースコールをして氷枕を借りた。それでやっと眠りにつけそうな希望が持てて一安心。

この後に起こる夜中の点滴アラーム悪夢について、この時は知る由もない。これについては、次回に書きたいと思う。

 

コロナ禍の入院事情

私が入院した大学病院では、コロナ禍の感染対策ルールは以下のとおりだった。

  • 入院中の面会NG(立ち会い出産もNG)
  • 家族等から荷物を受け取ることは可能だが、直接会うことはNG。ナースステーション経由で、家族→看護師さん、看護師さん→入院患者へ渡す手順となる。
  • 病院内の売店へは、外来患者がいなくなる夕方まで行けない。(切迫早産患者は、助産師に代わりに買ってきてもらうか一緒に車椅子移動となる)

入院日の夜、夫に着替えや洗面具ほか荷物を持ってきてもらい、何とか入院環境が整った。妊娠・出産はいつ何が起こるかわからないとはよく聞くが、入院準備はもっと早く済ませておくべきだったなと改めて思う。

 

「あの引き出しの多分何段目に入っているアレ」、「本棚の書類のこの辺にあるこんな感じの書類」などの不明確な指示に沿って、あらゆる荷物を発掘して病院に届けてくれた夫には頭が上がらない。